第二次性徴変性症 2
・入院させる理由

リーヤは精液を採取終えた後も僕のモノは固いままだ。
「既に症例が出ているわ、男性器は徐々に委縮するけどそれまでは精嚢は精液を作り続けるの……下手すると夢性症になってオムツね」
「リーヤ」
「私は何人も見ているから分かるの……」
戸惑う僕にリーヤはナースウェアを脱ぐ……。
「ピルは服用しているの……幾らでも出して、これも臨床試験だから」
顔を赤らめてベットの上で寝ている僕の股の上に跨り腰を下ろし始めた。

      僕は初めて女を知った

気が付くと看護士のお姉さん達に湯船で洗われていた。隣にはリーヤもいる。
「初めての性交になったけど……彼女も投薬しないと生活出来ないのよ、もう三年目になるかな……」
看護士の言葉に驚き、後でわかったけど小学五年生の時に異常発育症と診断され、性行為中毒症を抑えるために投薬が欠かせないと言う。しかし副作用も懸念されているから彼女の様に病院内で変性症の男児との性交させる事も……。
「流石にアレだけすると打ち止めかしらね」
他の看護士はくすっと笑うが表情が洒落にならないほど怖かった。うんストレスフルゲージ職種だからなぁ、男にも飢えているのだろう。



・何事も先輩に聞くのが一番

数日後、僕を担当するソーシャルワーカーが訪ねて来た。小柄で可愛らしいが本人の性格なのかスーツを着こなしている。名前は道明寺 葵だ。
「私も玲君と同じ年齢で発症したのよ……もっとも私の場合は一晩でね」
「えっ」
「後天性性転換症候群、一晩で綺麗に女性化するの……その時はまだまだこの病気は知れてないからねぇ……東京の軍大学病院に搬送されるわ地域にNBC対策部隊展開でひとさわぎよ」
「そんな事が……」
「しかも他にも数人が他県で其々出たからね、政府も公表したのよ……後は授業で知っているよね?」
「はい、その……」
「主治医が言ったとおりに無理に男性に戻せても生殖機能はない……でも完全に男性化戻せる研究も進んでいるのも事実、だけどリスクもでかいわ」
プリントアウトされたネット記事を見ると隣国高麗共和国での研究中に被験者が大量死したり生殖機能を失った事例が出ていた。ノーベル賞確実の研究成果だけに他の先進国でも進んでいるらしい。
「日本では慎重に進めているけどね」
「倫理ですか?」
「ただ出生率上げるのなら政府も支援するわね、移民政策は程々にして」
彼女はため息を付きつつも言う。
「さて玲君には女性化しても精神面で障害が出ないようにする為に慣れて貰います」
紙袋から出されたのが女性の下着だ。
「あの?」
「性同一障害になり易い事も事実だからね」
すると葵さんが衣類を脱ぎ始める。
「それって……」
背丈こそないが大人の女性らしい身体つきをしておりドキっとさせる……が女性には本来ない膨らみがショーツにある。
「陰核肥大化症……ホルモンバランスが変調したから……触ってみる?」
僕はそれに触れると色っぽい声を出す。
「リーヤちゃんの様に投薬治療しなかったからね……だけど私は受け入れたの。最初は私だって女性の下着穿くの抵抗感あったし」
「……」
僕は女性の下着を穿く事にした。



・発症

入院して一週間後、僕はだるくなっていた……性行為後の疲労感ではない何か。リーヤは気が付いてナースコールを押して叫んでいるけど会話までわからない。医者と看護士が来て処置を始めている。
「……」
何時の間にか寝てしまった……否意識が無くなったって言うのはこんな感じなんだろうか?



「……うんっ」
身体の異和感で気が付いた僕は起きあがる、制服姿のリーヤが寝ている……心配してずっと付き添っていたのだろう。時計を見ると5:00……曜日を見て多分数日は経過している。何だったのだろう……トイレに行くためにベットから降りて歩く、頭は少し重たい。ユニットバスになっているが入浴介護し易くする為に多少広めになっている。何時のも通りに小便使用としたときにある物が無い事に気が付いた……直ぐに便座に座ると小水が出る。
「えっ……」
尿を拭き取ろうとしたときに少し黒い鮮血が付いている事に気が付く。
「玲っ!」
リーヤの声に僕は言う。
「なっちゃった」



直ぐに女医さんが来て初潮と確認……そして戸籍変更を実施され、僕のマイナンバーカードも再発行された。
「それにしてもここまで育つとはねぇ」
楽にスマホすら水平に置けるサイズに育った胸に女医さんも道明寺さんも唖然とする。聞けばまるでパン生地が発酵する様に膨らみ体も骨が鳴るほど変わっていき変化は一日で済んだけど意識が戻らないので心配したそうだ。
「リーヤ……」
「私よりも育っているわね……ブラジャーのサイズ計測し直した方がいいかも」
道明寺さんの視線が凄い。彼女の場合は然程髪の毛は延びてなかったと言うがこれも個人差が激しいらしい。
「ヘアスタイルどうする?」
同時に髪の毛も腰まで到達している。これは女性ホルモンの反動が凄かったと言う事だ。
「このままにしておく」
「そうね……おばさまも張り切っていたし」
聞けば経過観察で異常がなけれな退院出来ると言う事だ。
kyouske
2017年02月24日(金) 16時47分27秒 公開
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匿名さん>

感想ありがとうございます。

夢精症は架空の症例で“男性ホルモンの異常放出により精嚢内で精液がどんどん出来て常時射精する状態”を指し、この症例が出るのは稀です。この場合は思春期の男児/少年のプライバシー保護を兼ねている事や処置の効率化の為にオムツを穿かせます。かつては治験として投薬治療が試みましたが副作用でホルモンバランスの関係上好ましくない意見もあり変性症発症まで放置する事が望ましいので……玲の場合はこれは発症してません。
10 kyosuke ■2017-02-24 16:43 ID :
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夢性症ってたぶん無精症の事ではないでしょうか。 10 匿名 ■2017-01-24 20:55 ID :
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